みなさんは、「パートママは羨ましい」と思ったことはありますか?
パートと一口に言っても、週5なのか週3なのか?17時までなのか?16時までなのか?
色々な形がありますよね。
正社員ママから見たら、フルタイムだろうが「パート」という雇用形態がうらやましいと思う人もいるかもしれません。
パートは一見、自由な時間が多く、家庭と仕事のバランスが取れているように見えるのでしょう。
しかし、それは意外とそうでもないのです…。
なぜ多くの人が、パートママを羨ましいと感じるのか?
はたして、パートママは実際に理想的なワークライフバランスを実現しているのか?
それとも、見えない何か…事情があるのか?
この記事を通して、お伝えしていければと思います。
働くママたちのリアルな生活を知ることで、私たち自身の働き方や生活に対する考え方にも新たな視点がもたらされることでしょう。
パートは羨ましいと言われる背景
フルタイムで働くママにとって、週3で働くママは、単純にうらやましいですよね。
また、自分は17時まで仕事をするけど、時短ママは16時で終わり!というパターンもうらやましい。
颯爽と笑顔で「お疲れ様でした~!」と言って帰っていく後ろ姿を、私はなんども羨ましく思っていました…(笑)
仕事が楽しくてしょうがない!ならそんなことないのでしょうが「お金のため」に働く人が多く、
「自分の時間が欲しい」「家にいたい」「本当なら子供ともっと一緒にいたい」などの思いを我慢しています。
それに、責任や残業のことも重くのしかかってきます。
正社員で働いていれば責任は重く、残業だってしなくてはならない。
フルタイムパートの場合だって、仕事が残っていれば残業は普通にしますよね。
しかし、実際の相手の事情なんて関係ありません。
早く帰れて、自分の時間があって、残業はしなくてよくて、責任は社員より軽い…
それがただただ羨ましいのです…!
羨ましいと思われるパートママの日常
実際はどんな生活を送っているのでしょうか?
人によりけりだと思いますが、ママのやることを思いつく限りピックアップしてみます。
- 銀行でお金を下ろす
- ご飯にする材料の買い出し
- 夕飯作り
- お弁当作り
- 子供の宿題をみる
- 子供の話し相手をする
- 掃除
- 洗濯
- 洗剤などの詰め替え
- 日用品の買い出し
- 学校書類の確認、記入
- 保育園で足りないものの買い出し
こんな感じでしょうか?
常に家のことにアンテナを張っていなければいけないので、何も考えずにいられる時間は意外と少ないのかも。
私の場合忘れっぽいので、「そう言えば学校に提出する書類があったな…」「そうだ、洗剤が切れてたんだ」「他になにか忘れてるものないかな」など、常に考えている気がします。
でもずっとそうしているのは疲れるので、「今から1時間は家のことは何も考えない」と決めて、その時間だけは自由にしています。
しかし、自分でスケジュールを立てて無理ならしないという選択がとれるので、パートで働くほうが精神的に余裕が生まれることは事実です。
拘束時間が短い分、家のことや子供のことを優先できるのがパートのメリットですね。
パートと育児、実際のところどうなの?
現実には、パートママは育児と仕事の両立に苦労している人が多いと思います。
特に小学校までの子供がいる場合、急な発熱や学校行事への対応など、予測不能な状況に直面することが多いです。
あともう少しで仕事が終わりそう!と思っていた矢先、保育園や学校から子供の熱が出たという連絡…。
周りに何度も頭を下げながら、謝り続ける。
いけないことをした訳ではないのに、やりきれない気持ちになることがしばしばあります。
海外のようにパパも育児をするのが普通なら、2人で協力し合えば正社員やフルタイムもできると思いますが、そうでない場合が多いので、ママが対応するしかありません。
急な残業があると、走ってお迎えにいかないといけないし、独身のときのように仕事後に飲みに行くなんてとてもできません。
そもそもお迎えがあるから残業はあまりできません!と言うと、雇ってくれないところがたくさんあります。
16時で帰れたとしても、夕飯作りや子供の世話があります。
毎日の献立を考えるのは、地味に大変ですし、買い出し・夕飯作り・洗い物と細かく分けると意外と時間がかかるのです。
誰にも邪魔されず一人で黙々とできればいいのですが、子供がいるとそうはいきません。
パートで働いたからと言って、全てうまくいくのかと言うと、そうでもないのです。
羨望の裏に隠されたストレス
「本当はもっと稼ぎたいけど、家事・育児をするのにその上仕事もなんて無理!」
という人がバランスをとるために、パートを選ぶのではないかと思います。
決して楽をするためではないのです。
また、他人には言わない事情がある人もいます。
例えば、子供が発達障害の場合やママ自身に障害があるなど。
表面上ではいつも明るく振る舞っている人にも、裏では思いもよらない事情を抱えている場合があります。
そんな人達も、本当はもっと稼ぎたいけど、週3のパートが限界…という思いがあります。
お金がもう少しあれば、豊かになれる…だけどこれ以上仕事を増やしたら体力が持たない…という葛藤が常にあるのです。
パートママの実態とフルタイムママとの比較
パートをするママたちは、一見すると羨ましいと思われがちですが、その実態は多くの努力と葛藤に満ちています。
フルタイム勤務のママたちと比較すると、彼女たちの生活は以下のような特徴があります。
重要なポイント
- 勤務形態
パートママは柔軟な勤務時間を持つ一方、フルタイムママは長時間勤務が一般的。 - 家庭との時間
パートママは家族と過ごす時間が多いが、フルタイムママは家庭との時間が限られることが多い。 - キャリアとの向き合い方
パートママはワークライフバランスを重視する一方で、フルタイムママはキャリアの積極的な発展に重点を置くことが多い。 - 収入とキャリア機会
パートママは収入が低めでキャリア機会が限られがちだが、フルタイムママはより高い収入とキャリア機会を享受することが多い。 - ストレス
パートママは時間やキャリアの制限からストレスを感じることがあり、フルタイムママは長時間勤務と家庭との両立の難しさからストレスを感じる。
このように、パートママとフルタイムママはそれぞれ異なる課題と利点を持っています。
お金が全てではない!と言われますが、お金は大事です!
長く働いた分、多くの給料を貰っているママのことを「私も長く働けたらな…」と逆に羨ましく思います。
バリバリ仕事をしているフルタイムママは、やっぱりキラキラして見えるし、カッコイイ。
子供により良い環境を与えてあげられるし、好きなものも買える。
でもフルタイムママにはフルタイムなりのストレスや悩みがあるのも事実…。
お互い、隣の芝生は青く見えるのかもしれませんね。