職場のコミュニケーションって複雑で難しいですよね。
特に、グループラインのような便利だけど使うのに苦労するようなツール…。
それに伴うストレスは、私たちの仕事環境に大きな影響を与えています。
私はある職場で、勝手にグループラインに招待され、入らざるを得なかったことがありました。
そのときは本当に嫌で嫌でたまりませんでした…。
この記事では、以下の2点のポイントに沿ってお話してきます。
・なぜグループラインがストレスの原因となるのか?
・このストレスがどのような影響を及ぼすのか?
職場のグループラインはストレスでしかない
職場でのグループラインの使用は、コミュニケーションを円滑にする一方で、ストレスの原因となっています。
これは、メッセージが来たらすぐに返信しなければならないという圧力が原因です。
仕事と私生活の境界があいまいになりがちで、これが精神的負担に繋がることがあります。
実際私もこのストレスがあり、通知を切りました。
職場のグループラインは問題だらけ
グループラインは、確かにチームコミュニケーションをスムーズにする便利なツールです。
ですが、そもそも「LINE」は危険なアプリであるということをご存知でしょうか?
LINEはずさんな情報管理で過去に3度、問題を起こしている
・2020年2月 LINEアカウントが乗っ取られる被害が相次ぐ
・2021年3月 委託先の中国企業からアクセス可能な状態にあった
・2023年11月 40万件以上の個人情報が漏洩した
ニュースでも度々流れましたね。
このように、LINEを会社で使うには、少々気が引けてしまいます。
「個人情報が~」「情報漏洩が~」と厳しく言って誓約書を書かせるのに、社員である私達の情報管理は甘いのです。
しかも業務連絡などは機密扱いのはずです。
それを情報漏洩などで有名なLINEでするのは、素人の私でも疑問が残ります。
プライベートと仕事があいまいになる
仕事関連のメッセージが休日や夜間にも届くことが考えられます。
これは社員のプライベートな時間を侵害する原因です。
また、緊急でない内容のメッセージが頻繁に送られると、作業の中断や集中力の低下を招くことがあります。
私はパートでしたが、夜10時にもかかわらず業務連絡がメッセージに届いていました。
せっかくプライベートタイムで仕事のことは忘れてゆっくりしていたのに…本当に嫌でした。
実際に起こった影響
小さなストレスの積み重ねによって、私は様々な影響を受けました。
アプリアイコンの表示が気になってしまう
私は、アプリアイコンの右上に表示される数字が気になってしまうタイプです。
通知は切っていたものの、その表示で「あ、なんか来てる…」と気づいてしまいます。
なるべく業務時間外はグループラインを開かないようにしていましたが、イラッとしていました。
なんとなく、プライベートが侵食されている気がして、いい気持ちではなかったのです。
このようにイライラしがちになると、家族に当たってしまうこともありました。
今思えば「あのときの自分、酷かったな」と反省することもしばしばあります。
一番大事にしないといけない家族にまで影響が出てしまっては、本末転倒ですよね。
イライラしがちで余裕がなくなる
家族にはもちろん、職場にも影響が出てしまうでしょう。
無理して夜中のグループラインに対応していれば、寝不足になってしまいます。
眠る前に仕事の事を考えてしまって、無駄な不安感に苛まれることもありました。
夢見が悪くなって、朝起きたときの気分は最悪です。
体調の悪さMaxの状態で仕事をしたら、自然とパフォーマンスが落ちてしまいました。
しかもミスも連発するようになりました。
こんなの職場のみんなにも良くないし、自分にも良くないですよね。
グループラインに抵抗がある人ない人、どのくらい違うのか
中には、職場でグループラインを使うことに全く抵抗の無い人もいます。
私の夫もそのタイプでしたので、どのくらい感覚に違いがあるのか表にしてみました。
比較項目 | 職場のグループラインに抵抗がない人 | 職場のグループラインに抵抗がある人 |
---|---|---|
コミュニケーションスタイル | 積極的でオープン、即時のレスポンスを好む | 慎重でプライバシーを重視 |
ワークライフバランス | 仕事と私生活の境界があいまいでも気にしない | 明確な仕事とプライベートの区別を重視 |
ストレスの感じ方 | ストレス耐性が高く、多忙な環境でも適応しやすい | ストレスに敏感で、仕事の侵入に対して抵抗感を持つことが多い |
仕事のやり方 | 即座にフィードバックや意見交換を行うことを好む | よく考え、計画的に行動することを好む |
プライバシーへの関心 | プライバシーへの関心が比較的低い | プライバシーへの関心が高く、その保護を重視 |
頭ではわかっていても、「表にしてみると結構違いがあるな!」と思いませんか?
お互いの当たり前が違うので、良かれと思って招待したのに実は嫌がられていた…というすれ違いが起きてしまうのですね。
職場のグループラインのストレス対策
職場でどうしてもグループラインを使用するなら、「ストレスを軽減する」ことが鍵です。
たとえば…
- 業務時間外のメッセージ送信を控える
- 緊急性の高い内容以外はメールで送る
- プライベートなメッセージは控える
といったルールを設けることが大切です。
私がいた職場は、上司がこういったルールを全く設けませんでした。
なのでそういう場合は、マイルールとして設けておくと良いと思います。
私が実際に決めていたマイルール
- 業務時間外に業務連絡がきても反応しない
- 通知は切る
- あらかじめ上司には上記の旨を伝えておく
遅刻や当日の急な休みの連絡にもLINEが使われていたので、嫌でも退室することができなかったのです。
ならば最低限のことは決めて使っていこうと思いました。
また、今後同じようなことに遭遇した場合の対策ができます。
職場のグループラインがストレスなら、ルールを決めて対応しよう
これまでのポイントをまとめました。
重要なポイント
- LINEアプリの危険性とグループラインの問題点
LINEアプリを使うことによる情報漏洩の危険性と仕事とプライベートの境界を曖昧にしてしまう可能性がある - ストレスの影響
イライラしちがになり、家族にあたってしまったり、余裕がなくなり仕事でミスするようになってしまう - ストレス対策
マイルールを設定する - 個人の違い
職場のグループラインに対する考え方は個々の性格や考え方によって異なる
個人的にはLINEを仕事で使うことには反対です。
プライベートな人と、仕事の人が混ざってしまうし、完全に削除するのが面倒くさいからです。
もちろん情報漏洩について厳しく言う割に、LINEアプリを使うなんて矛盾しているとも思います。
それにグループラインに招待するなら、事前に許可をとって欲しいものです。
嫌だな、でも抜け出せない…と思ったら、ルールを設けて、適切に使用していきましょう。